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成蹊大学新聞会

施設紹介 4選

※「6号館」は2020年4月号、「本館」は2022年4月号の記事を再掲載。


▼ボランティア支援センター

本学正門を通り、正面に見える本館。その1階奥にボランティア支援センターがある。同センターでは、生徒がボランティアに親しみを持ってもらえるような活動を行っている。今回はそんなボランティア支援センターに取材した。

ボランティアには、自主性、無報酬性、社会性、創造性の4つのキーワードがある。1つ目の自主性とは、能動的にボランティアに参加する姿勢を示す。2つ目の無報酬性とは、交通費や昼食代などの経費を受け取る可能性がある一方、基本的にボランティア自体に対する金銭的対価が支払われることはない。3つ目の社会性は、個人や家族のためではなく不特定多数に資する活動であることを意味する。最後の創造性は、上司や部下がいないことで、自分の意見を言えるので自ら考え新しい物事を作り出すことができる。創造性は特に学生生活で培うべき力であり、自ら課題を発見し解決を図る過程の中で養うことができる。また、ボランティアに参加した際に交流の輪が広がることも醍醐味の一つだ。

ボランティアは、相手の気持ちを尊重すると同様に、お互い様の精神が重要だ。「何のために活動するのか」を明確にすることが求められる。ボランティア支援センターは、ポータルを通じて情報を発信している。自分を大きく変えるきっかけとなるボランティア。興味がある人は、まずはポータルをチェックしてみよう。(佐藤樹)


▼2020 6号館

地上6階、地下2階建ての6号館。地下1階に広がる「カフェ&ホールCOMMichi」はカフェを併設した多目的ホールで、パンや日替わり弁当などが購入できる。壁に設置されている大画面ディスプレイも同ホールの特徴だ。昨年10 月に開催されたラグビーW杯日本大会の応援イベントでも使われ、画面に映る選手の活躍に来場者が熱狂した。

授業や履修登録をはじめとする業務を行うのが、1階にある教務部だ。カウンターは、共通、経済・経営学部、理工学部、法学部、文学部の5つに分かれている。本年度の新入生には新しいカリキュラムが適用される。不明な点があれば、各学部カウンターで質問すると良いだろう。共通カウンターの前には証明書自動発行機が備え付けられており、在学証明書や成績証明書、学割などの発行が可能だ。なお、この証明書自動発行機は、学内に置かれた他の2台よりもさまざまな書類を発行することができる。

2階には教職課程センターと非常勤講師控室があり、3~5階に教室、6階には教職員専用の会議室が設けられている。加えて、グループ学習のできる「コミュニケーションラボ」が3階と5階に大小2部屋ずつ並ぶ。大部屋には電子黒板が設置されているため、ゼミ発表の練習場所としても活用できる。使用する際は教務部への申請が必要だ。(大濵百花)


▼保健室

構内最北西に位置することから利用機会の少ない学生が多い大学保健室。しかし、保健室はさまざまな学生の健康サポートを行っており、私たち学生は誰でも利用することができる。

保健室では、学生の健康のサポートを受けることができる。毎年春に受診する健康診断の際は、問診で気になった学生には対面または電話を通じた健康相談を行っている。健康相談はいつでも誰でも受けることができるが、心身の不調についての相談以外にも生活習慣の整え方や、時には恋愛や就活の相談を受けることもあると話す。また、必要に応じて学生サポートセンターなどにつなぐ場合もあるという。コロナ禍前には保健室主催で健康セミナーが実施され、学生から好評を呼んでいたという。特に簡単に作れる料理紹介のセミナーは人気が高かった。今後の開催は未定だが、保健室ではこのようなセミナーを今後再開する方針だ。

大学生は、社会人前の最後の学生期間だ。社会人に必要な自己管理を会得するためには、学生のうちからまずは悩みを相談できる相手を持つことが大切だ。また、保健室の存在を知っておくことで必要となった時に利用することができる。健康面などに関して、不安なことがある際は、気軽に保健室を訪ねるといいだろう。(山本実玖)


▼2022 本館

正門から入ると正面に見える本館は、本学園が池袋から吉祥寺に移転した1924 年に竣工した。赤いレンガ貼りで左右対称の造りとなっており、構内でひときわ存在感を放っている。その美しい外観から過去にはテレビドラマの撮影場所として使用された。

1階にあるボランティア支援センターでは、受け入れ先についての情報収集やコーディネーターへの相談ができる。さらに、ボランティア活動に役立つ検定や技能の講座も実施している。興味のある学生は訪れてみるといいだろう。この他にも、奨学金の受付や課外活動の手続き、拾得物の管理などを行う学生部をはじめとして、本学の運営を担う多くの部署が集まる。各部署の業務内容を把握し、有意義な学生生活に役立ててほしい。(二宮聖司)




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