▼将来は結婚したいか。
「はい」が73%、「いいえ」が20%となり、結婚願望のある学生は7割を超えた。
▼もし選択的夫婦別姓制度が導入された場合この制度を利用するか。また、その理由は何か。
「利用したい」が6%、「どちらかといえば利用したい」が19%となった。回答理由の内訳は、「免許証や銀行口座などの変更手続きが面倒だから」が35%、「自分の姓に愛着があるから」が27%にのぼった。
一方、「どちらかといえば利用しない」が52%、「利用しない」が24%だった。理由の内訳は「結婚して相手と同じ姓になることに憧れがあるから」が35%で、特に女性からの回答が多い。次に「家族としての一体感を持ちたいから」が27%で続いた。
▼家庭内での性別役割分業はなくなったと思うか。また、その理由は何か。
「はい」が20%、「いいえ」が66%、「どちらともいえない」が15%を占める。「はい」と答えた人は、「父親が家事をしている」「共働きが一般化している」などを理由に挙げた。反対に、「いいえ」と答えた人からは「母親が家事をやることが多い」という理由が挙がった。加えて、男性の育児休業取得率の低さなど、社会的に性別役割分業の風潮が残ることを指摘する声もあった。また、「どちらでもない」と答えた人は、「なくなっている部分もあるが残っている部分もある」と言及した。家庭によるが、性別役割分業はいまだに残っていると考えられる。
▼同性カップルが子どもを持ちたいと思ったとき、どんな方法があるか知っているか。
「はい」が65%、「いいえ」が27%、「どちらともいえない」が8%となった。性的マイノリティーへの理解がある程度浸透していると推察される。
▼他人にはやらないが、家族に対してついやってしまう言動は何か。
「八つ当たり」「無視をする」「わがままになる」といった回答が寄せられた。安心感故に、他人には見せない感情が表れる人が多いと見受けられる。
▼家族がいて良かったと感じるのはどのような時か。反対に、窮屈さや煩わしさを感じるのはどのような時か。
良かった経験として「悩んだ時に相談ができる」などの心の支えになる点が挙がった。一方で「過度に干渉される」「行動を制限される」際に窮屈さを感じるという回答も集まっている。家族でも一定の距離感を保ちたい人が多いと見て取れた。(梶原万穂)
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